CANON ピクサス TS203」カテゴリーアーカイブ

BC-360/361とBC-345/346インクについて違いをまとめてみた

BC-361/360のインクについて

BC-360/361インクの対応プリンターは PIXUS TS5330 の一機種のみです。
2019年9月に発売され、その前年2018年9月発売のTS5130Sの後継機種という位置づけのようです。

写真に強い染料インクと文字に強い顔料インクの4色インクを搭載した一体型カートリッジタイプです。
BC360が顔料の黒の独立カートリッジ、BC361が染料のカラー3色の一体型カートリッジとなっています。

BC-361/360インクカートリッジはインク容量が標準タイプと増量タイプの2種類あります。

BC-360   黒        (標準容量)
BC-361   カラー(標準容量)
BC-360XL  黒     (大容量)
BC-361XL  カラー(大容量)

BC-345/346のインクについて

BC-345/346インクの対応プリンターは PIXUS TS3330, PIXUS TS3130S, PIXUS TS3130, PIXUS TS203, TR4530です。
今年2020年4月に発売されたPIXUS TS3330が最も新しい機種となります。

BC-345/346インクの構成は、BC-360/361と同じく、黒の独立カートリッジと3色カラー一体型カートリッジとなっています。

BC-345   黒  (標準容量)
BC-346   カラー(標準容量)
BC-345XL  黒  (大容量)
BC-346XL  カラー(大容量)

カートリッジの見た目はそっくりですね。容量はどうなのか気になったので調べてみました。
それに印刷コストもやっぱり気になりますよね。

インク容量と印刷コストの比較

インク 標準容量  大容量
BC-360 約7.5ml 約14.3ml
BC-361 約7.5ml 約12.3ml
BC-345 約7.9ml 約15.0ml
BC-346 約8.7ml 約13.0ml
インク L版写真ふちなし
BC-360XL/361XL  約25.3円/枚
BC-345XL/346XL  約25.3円/枚

BC-360/361の方が容量は若干少なく、印刷コストは若干高めという結果となりました。

インク ノズル数
BC-360/361 C/M/Y×各384ノズル、顔料BK×640ノズル
BC-360/361 C/M/Y×各320ノズル、顔料BK×320ノズル

インクのノズル数は時若干BC-360/361の方が多いので、早さに関しては少し進化しているようです。

純正インク現在の価格はこちら

 

純正インクの価格 -2020.9.1時点- Amazon ヨドバシカメラ
BC-360XL    2908円 3200円
BC-361XL   2836円 3120円
BC-345XL   2509円 2770円
BC-346XL   2304円 2540円

 

・・・純正インクはやっぱり結構高いですね。。

品質はもちろん素晴らしいのは言うまでもないですから。

あと、プリンターにヘッドが付いておらず、純正インクカートリッジにヘッドがついているタイプなので、どうしても高額になるんでしょうね。

インクカートリッジのことなら森のくまのインク屋さん

PIXUS TS203が発売 大ヒット機種iP2700の後継機として比較

TS203が2018年2月22日に発売。待望の単機能プリンター。

CANON社からシンプルなエントリーモデルPIXUS TS203が発売されました!

待ちに待った単機能モデルですね。本日(2018.3.29)時点では価格コムで6,680円が最安値ですね。

上部に原稿読み取り台が無いのでスキャナー機能もコピー機能もありません。A4までのプリンター機能に特化したプリンターなのです! (どどーん)

PIXUS TS203はこんな利用シーンが想定できる!

このプリンターの特徴はとにかく省スペースですよね。

外形寸法(横幅×奥行き×高さ)
 約426×255×131(mm) ※トレイ類/突起部を含まず

家庭での利用場面

コピーもスキャンもできる複合機はリビングにある。でもお父さんは書斎でパソコン作業をする際に、プリントアウトをWifiでリビングまで飛ばして取りに行くのは面倒。。そんな時にこのTS203!省スペースなので本棚にちょこんと置ける!デスクから座ったまま印刷物を確認することができる!

オフィスでの利用場面

オフィスでも利用シーンは似ていますね。共有環境にあるレーザー複合機はプリント開始が遅かったり、他の人が使っていてすぐに原稿確認ができない などがあります。取りに行くのも面倒。。狭いオフィスの自席でも置ける省スペースプリンター。座ったままプリントアウトが確認できてとっても便利ですよね。

BC-346/BC-345が対応インクタンク型番

BC-345BC-340の後継インク型番となりますが、BC-340対応プリンターではプリンター機能のみの単機能機種は発売されていませんでした。2011年から2017年まで10機種を発売しましたが、全てスキャン・コピー機能が付いているタイプ。FAX機も2種ありました。最もエントリーモデルに近いMG2130も含めてプリントヘッドの各色ノズル数は

  • C/M/Y 各384ノズル
  • 顔料BK     640ノズル

となっておりました。文字がクッキリ再現でしょう。BC-340の更に前の機種、泣くく子も黙る超大ヒット機種iP2700は・・・

  • C/M/Y 各384ノズル
  • 顔料BK     320ノズル

BC-310時代→BC-340時代への進化で顔料ブラックインクのノズル数は倍増したのですが、今回のBC-345に関して・・・

TS203/TS3130世代でノズル数が減った!?

つまりBC-345時代になって現状維持か更なる進化か!?と思いきや、BC-310時に戻りました。さらにカラーのノズル数も減った・・

  • C/M/Y 各320ノズル
  • 顔料BK     320ノズル

た・・・たぶん、インクの質が良くなったんだろう。。純正インクは品質すごいので、同程度のプリントが技術開発の結果、ノズル数が少なくても高精細な原稿表現が可能になったのだと思います。

TS203とip2700のスペックを比較してみました

スペック比較 2018年 2月発売 2010年 2月発売
PIXUS TS203 PIXUS iP2700
幅x高さx奥行き 426x131x255 mm 445x130x250 mm
重さ 2.5 kg 3.4 kg
対応インク BC-346/BC-345
BC-346XL/BC-345XL
BC-311/BC-310
インク種類 染料+顔料 4色ハイブリッド 染料+顔料 4色ハイブリッド
自動電源オン 無し
解像度 4800×1200 dpi 4800×1200 dpi
消費電力 10 W 12 W
自動電源オフ 無し
最大用紙サイズ A4 A4
最大給紙枚数(普通紙) 60 枚 100 枚
給紙トレイ 背面 背面
最大給紙枚数(ハガキ) 20 枚 40 枚
接続インターフェイス USB2.0 USB/USB2.0
印刷速度(A4カラー) 75秒 59秒
インクコスト(A4カラー文書) 約14.1円 約13.6円

PIXUS TS203になって改善した点

  • 幅が20cmも小さくなりました。省スペース★
  • 重量は27%も軽くなりました。
  • 消費電力は17%が改善。
  • 自動電源オン/オフ機能が搭載。

PIXUS TS203になって悪化した点

前述のノズル数に関しては詳細が分からないので、今後の更なる比較検証が必要ですね。あとは・・・

  • 普通紙の給紙が40%減。
  • プリント速度が約3割遅くなりました。

ただ、ライトユーザー向けエントリーモデルとして、これらはまあ全然問題ないですよね。でもでも、それ以外にインクコストが結構高くなっているのです!

TS203とip2700とではインクコストが高くなった!

シリーズ BC-346/BC-345 BC-341/BC-340 BC-311/BC-310
インクコスト(A4カラー文書) 約14.1円 約13.1円 約13.6円

今回の比較機種であるiP2700のBC-310/BC-311シリーズと比較してインクコストが高くなっています。表を見るとすごく分かりますが、前機種のBC-341/BC-340と比較した場合、さらに高額になっています。

純正インクカートリッジは少し高額になった

確かにお菓子も、ワカメも、かつお節も、ペットボトル飲料も 同じ価格で容量を減らしてますよね。。時代の流れとしてやむを得ないのか。。  い、いや今後市場での流通価格が下がってきてBC-346/BC-345が今までの一体型インクカートリッジと比較して割安になる可能性はまだ残されているので、気にしないようにしよう。

互換性のあるリサイクルインクはただいま開発中

メーカーに確認したのですが、BC-346/BC-345用リサイクルインクは現在頑張って開発中とのこと。この一体型インクカートリッジには、プリントヘッドが付いたタイプですので互換インクはもともと無いです。再生されたリサイクルインクカートリッジが開発されるのを待つのみ。販売開始できましたら、またこちらでお知らせしますね★